現状の技術革新で助かる”命”は増えたけど”生活”まで救えているかと問われると…

リハビリと患者と私

日付(2021/4/30)

今回はいつもの“リハビリと患者と私”のコーナーとは別枠のコーナー“父の減量指導日記”についての投稿を始めていきたいと思います!この減量指導については,今年の2月13日から始動した試みで現在も継続中です。ちなみに現時点で約7kgの減量に成功しています!今回の記事では減量指導に至る背景・理由を綴っていきたいと思います。

自分の行動を行動させた一番の理由はリハビリ業務の影響だと感じています。日々リハビリの業務をしていると当然受け持ちの患者さんがいるのですが,去年は自分の親と同じくらいの年齢の方を担当する機会が多く,しかも重症な方ばかりでした。😅そして自分の親を知らず知らずのうちに照らし合わせている自分がいたんですよね…。

何を伝えたいかと言うと…

医療技術革新を過信してしまっている人があまりにも多すぎるということです。リハビリの専門職の口からはとても言いづらいことを言いますと,脳梗塞や糖尿病等の生活習慣病はリハビリでは治せません。これは患者さんが頻回におっしゃる誤解ですが。リハビリはあくまで発症後の回復過程の中で,いかにリスク管理をしながら回復を早めるかなんです。ここで重要なのは,生活習慣病の予後は発症・手術をした時点である程度決まっているということです。逆の視点で言うと予後予測以上に回復することは極稀なことなんです。

今日はこの辺で終わりますが,明日も今日の続きを綴っていこうと思います。

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