「飲み会でついつい食べすぎて,体重が増えてしまった…」
「年末が楽しみだけど,正月太りしないか不安…」
「太らない方法を調べたけど結局どうしたら良いかわからない」
こんな悩みをお持ちの方にサイトや論文の情報収集好きな私が,具体的な対策を教えます。
- ドカ食い後に体重をリセットする方法 結論
- そもそも太る理由
- 対策
食べ過ぎてしまった後の対策方法として一般的によく耳にするのが,
・翌日は野菜などの消化の良い物を食べる
・糖質を控える
・水分を多くとる
・軽い運動をする
・筋トレをする
などが挙げられます。
どれも確かに体重をリセットするには良いですが,結局のところどの方法が高い効果をもたらしているかは判断するのが難しいと思います。
結論を申しますと,
食べ過ぎた後の体重リセットに高い効果をもたらす方法は,
”朝食を抜く”につきます。
以降では,その理由をわかりやすく説明していきます。
まずは,太る理由を生理学的な目線で簡単に説明します。
食べ物を摂取すると栄養分はまず,筋肉と肝臓にエネルギーとして蓄えます。
筋肉と肝臓のエネルギーのタンクをオーバーした分は脂肪組織のタンクに送られます。それぞれのタンクには下記の特徴があります。
筋肉・肝臓タンク →エネルギーとし取り出しやすいが,容量が小さい。
脂肪タンク(ぜい肉) →エネルギーとして取り出しにくいが,容量が大きい。
筋肉・肝臓タンクの”容量”は食後10~12時間程度と言われており,それ以上経過するとようやく脂肪組織,要はぜい肉タンクから取り出されるシステムになっています。
1日3食が一般的で10時間以上食事の間が空くことはまれなので,ぜい肉になる一方ということですね。
もちろん,1日当たりの必要カロリー程度の食事量では太りませんが,基本的に現代人は必要カロリーを上回っていることが多いのが現状です。
朝食を抜く理由はとてもシンプルで10時間以上空ければ脂肪タンクが使われるからです。
脂肪は先ほども説明しましたように,エネルギーとして使い勝手が悪いんですが,人の体としては,食事をぜい肉に変換するのも大変なんです。
要するにぜい肉を作るのも取り出すのも一苦労です。
人の体が食事をぜい肉にするまでには2日ほど時間を必要とします。
「じゃあ,なんで太るの?」
と思う方がいるかと思われますが,毎日が食べ過ぎ,かつぜい肉のタンクが使われる機会がないからです。
ドカ食い後や食べ過ぎた次の日に体重が増えているのは,ぜい肉に変わっているわけではなくて,食べたものが,体内に残っているからです。
ドカ食い後や食べ過ぎた次の日にぜい肉タンクが使われるタイミングが作れれば,脂肪組織に送られた栄養分がぜい肉にならずに済みます。
下記のグラフをご覧ください。
このグラフは,私は減量指導を行っている50代男性(会社員)の体重推移のグラフになっています。
赤の四角の枠をご覧ください。出張や宴会で一時的に体重が増加していますが,2~3日で元の体重にリセットできています。
朝食を抜けば,昼ご飯までは12時間空けることができるので,太らずにリセットできるという結果ですね。
終わりに
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
ドカ食い・食べ過ぎた時の対策について綴らせて頂きました。
次回も,皆様のお悩み解決の一助となるような記事を投稿したいと思います。
ありがとうございました。
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